■ 弦の振動 〜真面目に考えた事あります?(笑)
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みなさんもそうでしょうけど、ギター本体には色々と気を使いますよね。
温度や湿度に憂いたり、汗や皮脂をマメに拭き取ったり、やれネックが反っただのボディに傷がついただの…。
弦高には気を使いますが、弦そのものは張ってから切れるか音が悪くなるまで、殆ど気にしなかったりしません?
ですが、ギターは弦が振動してこそ鳴る(当たり前かw)楽器です。
シルドさんはじめ、弦を製造販売している方々などは、日々弦の行く末を見つめておられる訳です(笑)。
既出ですが、シルドさんの弦開発にあたり、モニタをやらせて頂いております。
同じギター、同じ奏者で、弦がどのように変化していくかを、私なりのインプレッションで事細かに報告します。
簡単に言うと、使用者からのフィードバックですね、って最初から簡単に言えって(爆)。
現在発売開始されているカスタムNMSや一連の新製品について、経日による高域の減少やボリュームダウンなどの報告をしている際、そのやりとりの中で、とても勉強になるお話しがありました。
丁度、アポヤンドとアルアイレのコラムを書いた辺りだったので、このSさんのお話は非常に興味深く、何度も読み返しては「ほえ〜、なるほど〜!」などと呟いておりました(笑)。
物理の講義に近い内容ですので、身体に発疹が出るなどの拒絶反応を起こす方は、お読みにならない方が良いと思われます(爆)。
以下、転載
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ボリュームの変化が少なく高域が減少というのは、弦の円運動が少なくなっている証拠なのです。
弦を弾くと横と縦の振動が発生しますが、横は縄跳びを想像してみてください。
くるくると単に回っているように見えますが、実は1周回っている間に縄はその軌道を中心に震えている(振動)んですよ。
1Hz→2Hz→3Hz〜というように、軌道を軸として発生していきます。
これが倍音の発生メカニズムでして、この震えが無いと1つの周波数しか出ないんですね。
硬くなると柔軟性が無くなり、細かい振動がしにくくなるために、高い周波数が止まって抜けが悪い音になります。
ちなみに、縦はネック方向に縮んで伸びてという運動です。
こちらは硬化が進んでも変化量が少なくある程度質量などでカバーできるので、全体的なボリュームは減らずに高域が減ってしまうという現象が起きます。
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お分かりになりました?
以前とある番組で、押尾氏が弾いているギターを、スーパースローカメラが捕らえた映像から検証、みたいな事をやっていました。
その時に「弦って、こんなに揺れてるんだ〜!?」と感じたのを思い出しました。
想像以上に複雑な振動で艶かしく誘惑し、ギタリストのハートを鷲づかみのニクいヤツ(激爆)。
こんなむつかしい事考えながら弾く事はできませんから(爆)、弾き終わった後にでも、弦を愛しんで拭いてやってくださいね。
1本づつ摘まんで、ナット〜サドルにかけてゆっくり拭きます。
ちなみに弦は乾拭きで充分です、力を入れる必要はありません。
突詰めれば突詰めるほど、ギターって奥深いものですね、道理で楽しい訳です(^o^)/ - [ Comments(8) ] [ TrackBack (0) ] [ top↑ ]
■ 弦は緩める?緩めない?
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さてさて、ギターを管理する上で必ず議論になるこの話題、梅雨に入りメンテナンスにも気を使う時期になりましたので、私も考えてみました。
まずは「緩める」派のご意見をまとめます。
鉄弦のギターは、ライトゲージでも約76kgの張力がかかっており、これをそのままにしておくと、ブリッジ剥がれやトップ板の浮き&膨らみ(最近では“メタボギター”と称されるとかw)、またネックへの負担が大きいので緩めるべきである。
「ギターは100年持たない楽器だ。」と言われているのは、この大きな張力の影響だ、というもの。
対して「緩めない」派。
ギターというのは、本来弦を張った状態を基本に作られているので、緩める必要はない。
毎回緩めるとギターが安定するまでに時間がかかるし、ナットサドルの痛みも早い。
更に、アンフィニの藤岡さんに伺うと…
「木」という素材は非常に優秀で、張ったり緩めたりを繰り返すと
「緩めた状態」を“記憶”してしまい、すぐに動く材になってしまう。
レギュラーで調整した後、ドロップすると極端に低い弦高になってしまうのは、“記憶”された事が原因の一つに考えられる、と。
トップ板が浮いてもリペアは可能だが、“記憶”を持ったネックはリペアでは直せない、とも。
という事で、アンフィニにあるデモ機は全て緩めずに置いてあり、氏曰く「スパルタ」だそうです(笑)。
但し、デモ機が置いてあるアンフィニさんの応接室は、空調で湿度管理されています。
どちらの意見も非常に理論的で、じゃあどっちがいいのヨ?って訊かれると…???ですよね。
最終的には、自分がやりやすいと思う保管法という
「風呂敷広げておいてナンだよヽ(#`曲´)ノ」と怒られそうな、なんともヤッツケな答えになってしまいます。
さんざ悩んだ挙句出した結論として、やはり少し緩めた方がいいのかな、と。
私の場合一番切れやすい弦だから、という理由もありますが、3、4弦を緩めず、他弦を半音程度緩める事にしています。
それだけでも、おそらく20kg程の張力マイナスになる筈です。
ん?どっちつかずの曖昧な意見ですって?
ノンノンノン、「柔軟性がある」と表現していただきたい(激爆)。
但し、共通するアドバイスとして「毎日弾いてあげるのが、いいコンディションを保つ最適な方法。」のようです。
ギターは湿度変化に弱いです。
ラッカーフィニッシュのギターなら尚更です。
重大なトラブルに遭わないためのヒントは…
■ 湿度調整材を入れて、ケース内の湿度を管理する。
■ 急激な湿度(温度)変化を避けるため、暑い場所からエアコンの効いた室内に入ったとき、いきなりケースを開けない。
ケースの荒熱が取れるくらいまで置いてゆっくり開けてやる事で、急激な変化による塗装やトップ板の割れを、ある程度防げるようです。
(冬の場合も同じです)
■ 兎にも角にも、少しでいいから毎日弾いてやる。
振動を与える事で水分も飛びやすくなりますし、サウンドホール内の空気も入れ替わります。
簡単な事ばかりですので是非実践して頂いて、この鬱陶しい季節もトラブルフリーで、ギターライフを楽しみましょう!(^o^)/
それでもトラブルが発生してしまったら…おぉ!藤岡さんが居るぢゃあないですか!(爆)
お待ちかね、余雑談(激爆)。
一見深刻に思えるトップ板クラックのリペアは、裏から当て木をしたりする割りに、意外と音への影響は少ないですが、塗装のリフィニッシュは相当な変化があるとの事。
塗装にヒビが入ったくらいなら“そういうもの”だと考えて、安易に再塗装は考えないほうがいいみたいです。 - [ Comments(6) ] [ TrackBack (0) ] [ top↑ ]
■ 弦ゲージ 〜違いについて
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ギターの弦には、例えば同じ1弦でも3〜4種類も太さがあり、これを
「ゲージ」と呼んでいます。
1弦〜6弦までを、細いものなら細いもの同士でバランスよくミックスしたものが、箱に入って
細 「エクストラライト(0.10inch〜)」→「ライト(0.012inch〜)」→「ミディアム(0.014inch〜)」 太
などと表示され、お店に並んでいます。
■ エキストラライト (0.10 - 0.47inch)
エクストラライト(以下EXライト)のメリットは、その細さから弦を押える左手指への負担が軽く、ネックやブリッジにもやさしい事でしょう。
ギターを始めたばかりの頃「EXライトに換えたほうがいいよ」と、先輩にアドバイスを 受けた方も多いと思います。
デメリットは、太い弦に比べどうしてもボリュームが小さくなりがちです。
また、ピックで弾く時はあまり気にならないかも知れませんが、弦の振幅も大きいため、フィンガーピッキングの場合に 「右手の指離れが悪い(弾いた後引っかかる)」、と感じるかも知れません。
変則チューニングをしたり、弾き終わった後に弦を緩めたりする私は、切れやすいのも悩みのタネでした。
ですが、指が痛いとどうしてもやる気が削がれますから、最初の練習には最適かと思われます。
私は約半年間、EXライトを張って練習していました。
■ ライト (0.12-0.54inch)
ライトゲージは、どのメーカーも中間の位置付けをしていますね。
バランスも一番とれている、とても扱いやすいゲージです。
EXライトをお使いの方で、指にタコができて痛みを感じなくなったら、ライトゲージに換えてみてもいいでしょう。
■ ミディアム (0.14-0.56inch)
太いだけあって、音も大きくハリがある一方、弦高が低く弾きやすいギターでないと、特にローポジション5〜6弦で、相当な負担が指にかかります。
また、稀なケースでしょうが、長く弾かない時には弦を緩めておかないと、ブリッジがトップ板から剥がれた!なんて事故になることもあるとか。
※ 上記、弦の太さ表示はあくまで目安です。
メーカーによってずいぶん違いますので、買い求める前に確認しましょうね。
大阪の「Dolphin Guitars」というお店のオリジナル弦は
ゲージにこだわらず自分の好みの太さを集めて、1setとして売ってくれます。
例えば…
「EXライトを張っているんだけれど、変則チューニングの際6弦が細くて音にならない」とか
「プレーン弦だけは、ちょっと力強い音にしたい」など、長く弾いていくうちに
こうなって欲しい、という要求が出てきますよね。
一般のセット売りを買って必要な弦だけ使い、あとは箱の中でそのまま…
なんて贅沢なことはできませんし、やっちゃあいけません(笑)。
バラ売りしているのは大抵エレキ弦だったりして、なかなか手に入りませんよね。
ネットでさんざん調べた結果、通販もしてくれるDolphin Guitarsさんのオリジナル弦販売をようやく見つけました(^o^)/
1set¥650、3setで\1.800と、お値段も手頃です。
私は、2setを変則EXライトセットにし、残る1setは切れやすい1〜2弦を3本づつで3setとしてもらい、購入しました。
但し、各弦のボリュームバランスは確実に変化しますので、注意が必要です。
巻くことにより起こりやすいネジれ、狂いを最小限に押さえるため、20cmはあろうかという大きな巻で封筒に入った、丁寧な梱包で届きました。
インディーズ時代の押尾氏も使っていたというこの弦は、高音は物足りないかなとも思いましたがどっしりした低音で手触りも良く、なかなかいい弦でした。
エンスーギタリストならいろいろ試してみたくなるモノ(笑)、おすすめです(^o^)/ - [ Comments(0) ] [ TrackBack (0) ] [ top↑ ]
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