弦を張替えましょう1

最低でも1ヶ月に一度は替えないと、指先にもよくありませんよ。
さらに、伸びきってしまった古い弦を張りっぱなしにしておくと、ブリッジやネックへの負担が大きくなります。
コーティング弦も、最低でも手に2ヶ月に一度くらいは張り替えたほうがいいと思います。
だいいち、プレーン弦はノンコーティングですし。
古い弦で、小指のスライド時に痛い思いをしたのは、私だけでしょうか…?

1.弦の順番は、特にありませんが…。
私は、4〜3〜5〜2〜1〜6と替えています。
真ん中からだんだんと張れば、ネックの歪みも少ない…んぢゃないかな、なんて。

2-1.ボールエンドを曲げます。
ballend1

これも新岡さんのHPで紹介されていたのを真似しています。
タテに曲げる方法もあるみたいですが、切れてしまうこともあるとか。
なので、私はいつもこのようにヨコに 曲げてます。
手でやると痛いので、ボールをペンチなどで挟んで作業するといいようです。

2-2. 1.5cmくらいのところを、さらに曲げます。
ballend2

70度くらいでいいと思います。
ご自分のギターに合せて、曲げる長さや角度を調節してください。

ブリッジ内部の様子

bridge_picture



簡単なイラストですが、曲げることでボールエンドがぴったりブリッジにくっつく理屈が分かりますよね。
また、2-2で曲げた角度で、弦がサドルに乗るのを助けています。

※分かりやすくするため、イラストのボールエンドは「タテ曲げ」です。


3-1.ボールエンドをブリッジのホールに入れ
change_bridge1


3-2.ブリッジピンを入れます。
change_bridge2

2-2の工程で折り曲げた弦の角度により、穴の出口からほどよく出てくるようになるのが分かると思います。
溝の切ってあるピンは、前後を確かめましょうね。

4.ペグポストの穴を調節しておきます。
change_head

前もって「弦に対して平行に」しておくと、作業が楽ですよ。

5.弦を通し、先端をペンチなどで引っ張ります。
change_pull

気合入れて、なおかつほどほどに(笑)引っぱってください。

ブリッジピンより先に余っている弦を引っ張っておかないと、巻いてテンションが上がってくると…
「ばいぃ〜ん!」と出てきて、まぁビックリします。

6.巻きはじめの長さを決めます。

1.左手にペンチをもって引っ張ったまま、ポスト穴からすぐの部分の弦を、右手親指爪でマーク
change_post1


ポストからの距離を決める
2.親指からポストまでの距離を決めて…
change_post1


※ 長さが決まったら、左手のペンチは、放してもOKですよ。

3.巻いていきます。
change_post1


巻き始めは、プレーン弦だけ軽く折っておく、くらいで充分です。
巻くときにマークした親指を固定してしまうと、決めた距離よりもどんどん出てきてしまいますから、マークまでの距離と巻いた距離に、充分注意してください。

1〜3弦は、右手左手の役割が、逆になりますね。

私はポスト穴から親指爪までを約4cmと決めて巻いていますが、ギターによっても
違うでしょうから研究なさってみてください。

ポストには2巻〜2巻半くらいで充分です。
巻過ぎるとボリュームダウンや、さらには弦切れの原因にもなります。
この時点でチューニングはせず、ある程度弦が張ってきたら次の弦を張っていきます。

6本全部終わったら…。

初めてチューニングをしましょう。
巻いていくとブリッジピンが出てくることがありますので、押えながら巻いていくといいとでしょう。
change_pinup

ピーンと張った状態でなければ、軽く押さえるだけで入ります。

チューニングが終わっても、新しい弦はどんどん伸びますので、ジャカジャカ弾いたら微調整を。
「伸びがある程度落ち着いてから、余分な弦を切りましょう」
あまり早くに切ってしまうと、すべってどんどん抜けてきてしまうことも…。

余談ですが…。
変則チューニングを多用する押尾さんのコピーをやっていると、弦切れに悩まされます。
私なりにいろいろ研究した結果…レギュラーチューニングしてある時に「ポスト穴が弦に対して平行」になっていると、締めたり緩めたりしても切れる頻度が低くなりました。
peg_post

弦の出口がブリッジ側に向いているのが、お分かりになりますか?これが真反対を向いていてもOKです。
私の考える、レギュラーチューニング時のベストの状態です。

みなさんも一度よくご覧になると分かると思うのですが、ポストに巻きついている弦は
細い弦ほどポスト穴の端々で「カクっカクっ」と折れているんですよね。
構造上、仕方のないことなんですが、変則チューニングで緩めた時
この折れた部分が出てきてしまい、またレギュラーに戻そうと巻きつけると…「ばいぃ〜ん!」となる訳です。
レギュラーの時に平行な状態だと、2音くらいなら緩めても折れた部分が出てくる事もなさそうです。
弦切れでお悩みの方、試す価値アリだと思いますよ。

作業 6. で、巻きつける長さを覚えておけば、次回張り替えのときに
「こないだコレくらいだったから、今日はコレくらいでどうかな?」とか
試行錯誤もしやすいですね。
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